■□■ Dear My Sister

暗いですよ、先に注意しておきますよ。



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Dear My Sister

幸せになってね。
おめでとう

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あたしには尊敬する人がいます。
それはあたし姉ちゃん。
シスコン、て言われても否定できないくらいには、あたしはお姉ちゃんが大好き。笑
お姉ちゃんは、あたしの持ってないものを全部持ってる。
料理ができて、器用で、センスがよくて、美人で、スタイルよくて。
それに性格もあたしとは正反対。
すぐに人と仲良くなれる。
誰とでも普通に話せる。
とっても明るくて、普段は自己中だったりするけどすごく優しい。
あたしが親とケンカした時はお姉ちゃんがあたしの言いたい事、全部聞いてくれた。

あたしは、お姉ちゃんが憧れだった。
あたしは、親の言う道を通って、気に入られようと必死で真面目にしてて。
……自分のやりたい事なんて見つけられないし、レールの上を歩くしかできない。
比べてお姉ちゃんは、自分がやりたいことやって、それで今幸せそうに暮らしてる。
……うらやましい、なんて言ってもいいのかな。
どれだけ頑張っても、あたしはお姉ちゃんにはなれなくて。
少し、嫉妬したりもした。

あたしの尊敬するお姉ちゃん。
大好きな、お姉ちゃん。
ずっとずっと、あたしより幸せに見えたお姉ちゃんがまた幸せになる。
でも、あたしはこのことを心から喜びたい。
皮肉ではなく、心から。

お姉ちゃん。
幸せになって下さい。

これからは、大好きなお姉ちゃんに会えなくなっちゃうんだな…て思うと、悲しい。
夜中にお姉ちゃんの家に行ったりもした。
洋服貸してくれたりもした。
髪切ってくれたりもした。
あたしにはいつでも『お姉ちゃん』って存在がいた。
でもこれからは
そんな身近にはいてくれないんだね。
でも、お姉ちゃんが幸せになるならそれでいいよ。

幸せな家庭を作って下さい。
その人を選んだことに誇りを持って下さい。
いつでも自己中なわがままプリンセスでいてください。
それで
毎日毎日笑顔で暮らして下さい。



結婚、おめでとう。